学会誌
第12号(2016)
論文
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トランスジェンダーの学生をめぐる入学許可論争とアドミッションポリシー ――21 世紀のアメリカにおけるセブンシスターズの女子大学を中心に――
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「愛こそすべて」――同性婚/パートナーシップ制度と「善き市民」の拡大――
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軍事化される「平等」と「多様性」――米軍を手がかりとして――
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日本のセクシュアル・マイノリティ〈運動〉における「学習会」活動の役割とその限界 ――南定四郎による〈運動〉の初期の理論に着目して――
シリーズ企画
Ⅰジェンダーをめぐるキーワード
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貧困とジェンダー――シングルマザーの声はなぜ届かないのか――
Ⅱ学問領域とジェンダー
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美術史とジェンダー ――日本の美術史研究・美術展におけるジェンダー視点の導入と現状
海外の新潮流
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「平和の犯罪」としての戦時・植民地主義ジェンダー暴力――イタリア歴史学における研究動向――
書評
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亀井若菜『語りだす絵巻「粉河寺縁起絵巻」「信貴山縁起絵巻」「掃墨物語絵巻」論』
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人見佐知子『近代公娼制度の社会史的研究』
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藤野裕子『都市と暴動の民衆史――東京・1905-1923 年――』
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石崎昇子『近現代日本の家族形成と出生児数――子どもの数を決めてきたものは何か――』
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スーザン・マン著、小浜正子・リンダ・グローブ監訳、秋山洋子・板橋暁子・大橋史恵訳『性からよむ中国史――男女隔離・纏足・同性愛――』
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Midori Yamaguchi, Daughters of the Anglican Clergy: Religion, Gender and Identity in Victorian England
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田丸理砂『「女の子」という運動――ワイマール共和国末期のモダンガール――』
新刊紹介
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早川紀代・秋山洋子・伊集院葉子・井上和枝・金子幸子・宋連玉編『歴史を拓く――女性史・ジェンダー史からみる東アジア世界――』
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水井万里子・杉浦未樹・伏見岳志・松井洋子編『世界史のなかの女性たち』
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大口勇次郎・成田龍一・服藤早苗編『新体系日本史 9――ジェンダー史――』
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服藤早苗『平安王朝の五節舞姫・童女――天皇と大嘗祭・新嘗祭――』
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明治維新史学会編『講座 明治維新 9――明治維新と女性――』
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大橋真由美『近代日本の〈絵解きの空間〉――幼年用メディアを介した子どもと母親の国民化――』
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小山静子編『男女別学の時代――戦前期中等教育のジェンダー比較――』
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三成美保編著『同性愛をめぐる歴史と法――尊厳としてのセクシュアリティ――』
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小浜正子・松岡悦子編『アジアの出産と家族計画――「産む・産まない・産めない」身体をめぐる政治――』
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メアリー・ルイズ・ロバーツ著、佐藤文香監訳・西川美樹訳『兵士とセックス』
学界動向
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早稲田大学ジェンダー研究所
学会参加記
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総合女性史学会「衣料生産・技術と女性」
第12回年次大開の記録
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大会プログラム
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自由論題
大会シンポジウム報告
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「制度」のなかの LGBT――教育・結婚・軍隊――
大会シンポジウム批評〉
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歴史的文脈を入れて問題を捉え直す
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「異質なもの」の受容――セクシュアル・マイノリティ相談支援の現場で思う――
公開シンポジウムの記録
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2016 年ジェンダー史学会 春季シンポジウム 主旨
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被爆 70 年ジェンダー・フォーラム in 広島を終えて「ヒロシマという視座の可能性」は見えたのか
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ヒロシマはどこに向かうのか――抑止論にあらがう
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国家と地域を横断する地域の女性運動――広島の「デルタ・女の会」
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軍事化とジェンダーの視点から/ヒロシマとフクシマ
活動の記録
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彙報
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総会報告
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執筆者一覧
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受贈図書一覧
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*学会規約/役員構成/入会案内/投稿規定/著作権について/投稿規定/編集後記