学会誌
第5号(2009)
巻頭言
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第2ステージへの期待を込めて
論文
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男色と国家――原抱一庵の『闇中政治家』――
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優生学と結びつく「からゆき」批判の検討 嶽本 新奈安部磯雄における「平和」論と断種論――男性性との関わりを機軸に――
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戦時下における傷痍軍人結婚保護対策――傷痍軍人とその妻に求められていたもの――
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帝国と民族の間で――日本統治初期の台湾における「化蕃婦」という生き方――
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戦時下における化粧と「女らしさ」――第二次大戦期アメリカの化粧品広告が描いた女性像――
シリーズ企画
Ⅰ ジェンダーをめぐるキーワード
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国民/ネイション
Ⅱ 学問領域とジェンダー
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日本文学とジェンダー――<読む>ことをめぐって――
海外の新潮流
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五・四期のジェンダー論再考―――近年のアメリカにおける中国女性史研究-――-
書評
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朴 裕河『ナショナル・アイデンティティとジェンダー 漱石・文学・近代』
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木村朗子『恋する物語のホモセクシュアリティ 宮廷社会と権力』
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荻野美穂『「家族計画」への道 近代日本の生殖をめぐる政治』
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山内 恵『不自然な母親と呼ばれたフェミニスト シャーロット・パーキンズ・ギルマンと新しい母性』
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若桑みどり『聖母像の到来』
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戸田真紀子『アフリカと政治 紛争と貧困とジェンダー』
新刊紹介
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三橋順子『女装と日本人』
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矢口徹也『女子補導団 日本のガールスカウト前史』
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山下英愛『ナショナリズムの狭間から 「慰安婦」問題へのもう一つの視座』
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台湾女性史入門編纂委員会『台湾女性史入門』
学界動向
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京都橘大学 女性歴史文化研究所
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奈良女子大学 アジア・ジェンダー文化学研究センター
学会参加記
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第14回バークシャ女性史会議
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上海復旦大学(ミシガン大学共催)社会性別研究国際学術会議
第5回記念大会の記録
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大会プログラム
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自由論題
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シンポジウム「労働のジェンダー史」
大会シンポジウム批評
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「労働のジェンダー化」における社会規範の扱い方
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「労働のジェンダー史」の可能性
公開シンポジウムの記録
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近代アジアの出産と介助者――ジェンダーの視点から――
活動の記録
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彙報
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総会報告
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執筆者一覧
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受贈図書一覧
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『ジェンダー史学』1~4号目次
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学会規約/役員構成/入会案内/投稿規定/著作権について/4号の訂正/編集後記
● 5 号に訂正があります
101 頁 5 行目, 「駒沢」(誤)→ 「駒尺」(正)
115 頁 左段 14~16 行目, 「凶謀する表象」(誤) → 「共謀する表象」(正)
118 頁 右段 13 行目, 「ナショナリル」(誤) → 「ナショナル」(正)