学会誌
第2号(2006)
論文
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近代天皇制国家におけるアマテラス――両性具有性のゆくえ――
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「帝国軍隊」の確立と「男性」性の構造
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平塚らいてうの思想形成 ――エレン・ケイ思想の受容をめぐる本間久雄との違い――
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日本語における「近代的」セクシュアリティの形成
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イギリスにおける「同性愛」の脱犯罪化とその歴史的背景 ――刑法改正法と性犯罪法の狭間で――
シリーズ企画
I ジェンダーをめぐるキーワード
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母性
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ゲイ・レズビァン・スタディズとクィア理論
II 学問領域とジェンダー
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国際政治学とジェンダー
海外の新潮流
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中国の男性解放運動と男性学
書評
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沢山美果子『性と生殖の近世』
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関口すみ子『御一新とジェンダー 荻生徂徠から教育勅語まで』
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内藤千珠子『帝国と暗殺 ジェンダー一からみる帝国日本のメディア編成』
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金富子『植民地期朝鮮の教育とジェンダー 就学と不就学をめぐる権力関係』
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大澤正昭『唐宋時代の家族・婚姻・女性 婦(つま)は強く』
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三成美保『ジェンダーの法史学 近代ドイツの家族とセクシュアリティ』
新刊紹介
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義江明子『つくられた卑弥呼 <女>の創出と国家』
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服藤早苗『平安王朝社会のジェンダー―家・王権・性愛』
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高橋美由紀『在郷町の歴史人口学 近世における地域と地方都市の発展』
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アン・ウオルソール(菅原和子・田崎公司・高橋彩訳)『たをやめ(手弱女)と明治維新 松尾多勢子の反伝記的生涯』
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ドロシー・コー(小野和子・小野啓子訳)『纏足(てんそく)の靴 小さな足の文化史』
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アイリス・バーガー/E.フランシス・ホワイト(富永智津子訳)『アフリカ史再考一一女性・ジェンダーの視点から』
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吉田恵子・斎藤哲・東條由紀彦・岡山礼子『女性と労働 雇用・技術・家庭の英独日比較史研究』
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ジョージ・L・モッセ(細谷実・小玉亮子・海妻径子訳)『男のイメージ 男性性の創造と近代社会』
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若桑みどり『戦争とジェンダー 戦争を起こす男性同盟と 平和を創るジェンダー理論』
学会動向
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女性史総合研究会――その歩みと活動
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総合女性史研究会――一歴史教育の検討、地域女性史、時代区分を越えた議論の場
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ジェンダー法学会――ジェンダー法学の発展と課題(再録)
学会参加記
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第 4 回国際シャーロット・パーキンズ・ギルマン学会
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国際会議「歴史・国家・女性――韓・日比較女性史のための試み」
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第 1 回アジア・クィア研究(AQS)国際会議/ロサンゼルス・クィア研究会議
第2回大会の記録
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白由論題
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<シンポジウム>国民形成と「兵士」――近代日本の男性性とポリティクス――
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大会批評
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第2回大会印象記
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The 2nd Annual Gender History Conference Opens a New Space for Academic Discourse
活動の記録
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彙報
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総会報告
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研究会報告
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第2回研究会・公開シンポジウム「表象の可視/不可視とジェンダー」
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第3回研究会・公開シンポジウム「ジェンダー研究における文学と歴史の視座:その協同性をめぐって」
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執筆者一覧
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受贈図書一覧
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学会規約・役員・入会案内/投稿規定/編集後記/創刊号の訂正・補記
2号の訂正・補記
表紙 方剛(大浜慶子訳、江上幸子監修) →ゴシック体にする
服部早苗→服藤早苗
167 頁右 川添房江 →河添房江